女性の一人旅、いざホテルを選ぼうとすると「どこを見ればいいんだろう?」と迷ってしまうことはございませんか?
価格やデザインで選んでしまいがちですが、女性の一人旅には男性や複数人の旅とは少し異なる視点が必要でございます。
今回は現役ホテルスタッフとして、女性のお一人さまが安心・快適にビジネスホテルを選ぶために、ぜひ押さえておいていただきたいポイントをお伝えいたします。

【1】まず見直すポイントは立地から!
ホテル選びで最初に確認していただきたいのが、立地でございます。「駅近かどうか」だけでなく、「周辺の治安」まで確認することが女性の一人旅では特に大切でございます。
■ 「夜でも安心して歩けるエリア」かどうかを確認する
どの都道府県にも、治安の良いエリアと悪いエリアがございます。風俗的な繁華街が近い、暗い大きな公園がある、ホームレスの方が多い地域などは、女性一人では不要なトラブルや声掛けに遭いやすく、嫌な経験につながりやすいのでございます。特に大都市の治安の悪い地域は、嫌な気分だけでは済まされない危険が潜んでいることもございます。
一駅・二駅変えるだけで治安が大きく変わることもございますので、「夜でも安心して歩けるか」「ホテルのすぐそばにコンビニがあるか」という観点でエリアを比較してみることをおすすめいたします。
■ 「現場仕事の方向け」のホテルに注意
口コミ評価が高くても、宿泊者層を確認することも大切なポイントでございます。地元や特定の業種の現場仕事の方(多くは男性)が大半を占めるホテルは、女性の一人旅向けとは言いにくい場合がございます。
見分けるポイントとして、チェックインの開始時間が遅く(17時〜18時)、チェックアウトが早い(8時〜9時)、朝食のボリュームが非常に多い、食堂が併設されているといった特徴があるホテルは、現場仕事の方向けに作られている可能性がございます。
通常のビジネスホテルのチェックイン時間は14〜15時ごろ、チェックアウトは10〜11時ごろが多いので、気になるホテルがあれば比較してみるとよいかと存じます。

【2】セキュリティ面でチェックしておきたいこと
■ フロントはお客様の宿泊情報を外部に教えません
ホテルのフロントは、お客様ご本人の許可なく宿泊されていることを外部の方にお伝えすることはございません。
ご家族を名乗ってお電話があった場合も、必ず内線でご本人に確認いたします。
もし「誰かに来ていることを知られたくない」というご事情がおありでしたら、チェックイン時に「誰かから連絡があっても宿泊していることを伝えないでほしい」とひとこと申し出ていただければ、スタッフが外部の方にお伝えすることはございません。ご自身の安全のためにも、遠慮なくお申し出くださいませ。
こういったお申し出を遠慮されるお客様もいらっしゃるのですが、割といらっしゃるのでフロントスタッフ慣れております。ご遠慮なくお申し付けくださいませ。
なお、警察の方が捜査令状をお持ちでいらっしゃった場合は、ホテルに協力義務がございますのでこの限りではございません。
■ レディースフロアについて
レディースフロアを設けているホテルでは、基本的に小学生以上の男性はフロアに立ち入ることができません。
男女のカップルでのご利用はできませんし、お子様も未就学児(幼児)のみご同伴可能な場合がほとんどでございます。
「女性だけのフロアだから絶対安心」とは言い切れない部分もございますが、安心感を求めていらっしゃる方にはレディースフロアのあるホテルを選ばれるのも一つの選択肢でございます。
■ 深夜のフロント対応は「あるとは限らない」時代になっています
以前は深夜でもフロントに人がいて対応してくれるホテルが多かったのですが、近年は人件費や働き方改革の観点から、深夜帯のフロント対応を廃止しているホテルが増えております。
特に女性スタッフのひとり深夜勤務は安全確保の面からも減少傾向でございます。
ですのでチェックイン時に、フロント24時間対応でないホテルの場合は、深夜緊急時の連絡先を確認しておくことをおすすめいたします。
■ 宿泊者以外をお部屋に入れることについて
友人や家族など、宿泊されない方を一時的にお部屋へお通しすることを、セキュリティ上の理由からお断りしているホテルが多いのでございます。
これはウーバーなど出前系の配達の場合も同じでございます。
約款でも禁止していることがございますのでご注意くださいませ。
介助が必要な場合など、特別なご事情がある場合は事前にホテルへご連絡いただくとスムーズでございます。

【3】女性一人旅のよくある困りごとと対処法
■ 生理用品が必要になったとき
急に必要になった場合は、まずフロントにお尋ねください。緊急用として少量ご用意のあるホテルが多うございます。ただし、まとまった量は対応できない場合もございますので、それ以上は近くのコンビニやドラッグストアでお求めいただくのが確実でございます。
ビジネスホテルはコンビニや薬局が近くにあることも多いですので、チェックイン時に周辺のお店を確認しておかれると安心でございます。
■ 荷物の預かり
チェックイン前・チェックアウト後の荷物預かりは、キャリーケース一つや手荷物一つ程度であれば対応しているホテルがほとんどでございます。お気軽にフロントへご相談ください。
チェックアウト後に荷物を預ける場合、基本的には当日中にお引き取りいただくのがマナーでございますので、万が一、日をまたぐ場合は預ける際にその旨をお伝えいただけますとスムーズでございます。
■ タオルなどの追加
タオルやアメニティの追加は、無料対応のホテルもあれば有料のホテルもございます。必要なものはフロントにお尋ねいただくのが確実でございます。
■ 隣の部屋がうるさいとき
ご自身で解決しようとせず、フロントへご連絡ください。お部屋番号などはスタッフが一切外部に出さずに対応いたしますので、ご安心してお申し出くださいませ。

【4】予約・宿泊時にひと工夫するとより快適に
■ 「女性限定プラン」や「女性限定ルーム」を活用する
ホテルは基本的にすべてのお客様に平等なサービスを提供しておりますが、女性向けの特別なご配慮を求めていらっしゃる場合は、レディースフロアのあるホテルや「女性限定ルーム」のプランをお選びいただくのがおすすめでございます。
女性限定ルームでは、ReFaのシャワーヘッドやナノケアドライヤー、美容に嬉しいアメニティが揃っていたり、枕の仕様が異なっていたりと、女性目線にこだわった設備が整ったお部屋が提供されています。ビジネスホテルではスーパーホテルさんのレディースフロアが有名でございます。
こういったお部屋は旅の満足感にもつながりますので、リフレッシュのためのご旅行の+αにもオススメでございます。
■ 備考欄の活用
予約時の備考欄に「角部屋希望」などのご要望を記載いただくことは可能でございます。ただし女性専用フロアのないホテルでは、向かいやお隣のお部屋が男性になる可能性もございますので、その点はご了承くださいませ。

【5】気をつけていただきたいNG行動
■ パブリックスペースへのルームウェア・スリッパでの入室
朝食会場やロビーなどのパブリックスペースへ、部屋着・スッピン・客室のスリッパでお越しになることは、ホテルによってはお断りしている場合がございます。朝食会場などへお出かけの際は、ホテルのご案内をよく確認された上でご利用くださいませ。
■ チェックイン前の化粧・着替えはフロントへ確認を
チェックイン前にホテルのトイレや待合スペースで着替えや化粧をされる方もいらっしゃいますが、ご遠慮いただいているホテルが多いのも事実です。
特にビジネスホテルは共有スペースにお手洗いが一つしかない場合も多く、スタッフもお客様も同じお手洗いを使用するケースがございます。
長時間の使用は他の方のご迷惑になりますので、必ずご利用前にフロントにご確認くださいませ。
■ ホテルのルールは女性も例外なく守っていただく必要があります
「女性だから」「一人だから」ということがホテルのルールの免除にはなりません。館内案内や約款に記載されている注意事項はすべてのお客様に適用されますので、お読みいただいた上でお過ごしくださいませ。

【まとめ】
女性の一人旅でビジネスホテルを選ぶ際のポイントをまとめると、以下のようになります。
・立地は「夜でも安心して歩けるエリア」かどうかを最優先に確認する
・チェックイン・アウト時間で「現場仕事向けのホテル」を見分ける
・宿泊情報の守秘、レディースフロア、深夜対応の有無をチェックする
・困ったことはフロントへ。遠慮なく相談してOK
・女性限定プランやレディースフロアを積極的に活用する
・パブリックスペースでのマナーとホテルのルールは忘れずに
女性の一人旅は、準備と情報収集しだいでぐっと安心で快適なものになります。せっかくの旅が素敵な時間になりますよう、スタッフとして応援しております。
お気をつけていってらっしゃいませ。
またのお越しをお待ちしております!
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