【現役ホテルスタッフが正直に解説】ホテルの朝食は付けるべき?損得・選び方・マナーまで徹底解説

ホテルのお話
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「ホテルの朝食って、付けた方がお得なのかな?」ホテルを予約するとき、ほとんどの方が一度はこう悩まれるのではないでしょうか。朝食付きプランと素泊まりプランを見比べて、何となく付けてみたり、なんとなく外してみたり。

今回は現役ホテルスタッフとして、ホテルの朝食について正直にお答えいたします。損得の話だけでなく、向いている人・向いていない人の違い、朝食会場を賢く使うコツ、意外と知られていないNGマナーまで、まるっとお伝えいたします。

【まず知っておきたい】無料朝食と有料朝食は別物です

「朝食の損得」を語る前に、まず大切な前提をお伝えいたします。ホテルの朝食には「無料朝食」と「有料朝食」があり、この2つはまったく別の話でございます。

■ 無料朝食の場合

ビジネスホテルの中には、朝食をホテルのサービス(売り)として無料でご提供しているところがございます。

この場合、素泊まりプランと朝食付きプランで料金に差がないホテルもありますし、素泊まりプランをわずかに安く設定しているホテルもございます。

重要なのは、「食べなかったから返金」というシステムはないということでございます。

無料朝食は宿泊に付随するサービスですので、食べても食べなくても料金は変わりません。

プランをお選びの際は、必ずよくお確かめ頂きご予約下さいませ。

また、無料朝食といっても内容はホテルによって大きく異なります。品数豊富なバイキングを提供しているホテルもあれば、おにぎりとお味噌汁程度のシンプルなご提供のホテルもございます。朝食の内容はホテルの予約ページやホームページで事前にご確認いただくのが確実でございます。

口コミはご参考にしていただけますが、同じ朝食でも「期待していなかったが充実していた」と書かれる方もいれば「出来合いのものばかりだった」と書かれる方もいらっしゃいます。特に無料朝食に対してあれこれ求めることは、少し趣旨が異なる面もございますので、あくまで参考程度にとどめていただければと存じます。

■ 有料朝食の場合

有料の場合、ビジネスホテルでは1,000円前後、シティホテルでは2,000円前後の朝食料金が発生しています。

「この料金は原価に見合っているのか?」とお考えになる方もいらっしゃいますが、朝食の価格はホテル全体の運営コスト・人件費・食材費などのバランスで設定されており、単純に食材費だけで損得を判断することは難しい部分が多々ございます。

それよりも、「自分の旅のスタイルや予定、ホテルの立地に合っているかどうか」で判断されるのが現実的でございます。

【朝食付きが向いている人・向いていない人】ってどんな人?

■ 朝食を付けた方がいい人

・時間に余裕があり、ゆっくり朝食を楽しめる方

・計画的に起床できる方

・観光やレジャーが目的で、朝からしっかり食べたい方

・ホテル周辺にコンビニやスーパーなど朝食が手に入る場所が少ない地域にご宿泊の方

・早朝出発でホテルを出た後では朝食の手配が難しい方

朝食会場には営業時間がございます。時間内であれば混雑していても席が空くまでお待ちいただけますし、ご自身の出発時間に合わせて余裕をもってお越しいただけます。

■ 朝食を付けない方がいい人(有料の場合)

・朝の出発時間が早く、朝食の営業開始前に出発される方

・朝がどうしても起きられず、営業時間内に会場へ行けない可能性がある方

・アレルギーや宗教上の理由で食べられるものが限られている方

・もともと朝食を食べない習慣の方や少食の方

特に注意していただきたいのが、「朝食の営業開始前に出発するケース」でございます。この場合、朝食を付けていても一切ご利用いただけません。また、終了時間を過ぎてからのご入場もお断りしております。朝食はご宿泊の予定と営業時間をしっかり照らし合わせてからお選びくださいませ。

なお、無料・有料にかかわらず、アレルギーや宗教上の理由による個別対応(別メニューの提供など)は、ビジネスホテルでは基本的にお断りしております。
個別対応を必要とされる場合は、それに見合ったグレードのホテルへの宿泊をご検討いただくのが適切でございます。

【バイキング形式と定食・セット形式、どちらが良い?】

ビジネスホテルの朝食でよく見られる2つの形式についても、それぞれの特徴をお伝えいたします。

■ バイキング(ビュッフェ)形式

食べたいものを自分で選べる自由さが最大の魅力でございます。ただし、ビジネスホテルではセントラルキッチン(調理を一括して行う施設)を利用しているところが多く、特に連泊の際は前日からの変化が少なく目新しいものがなかったり、他のホテルと同じような内容になりやすい傾向がございます。

また、料理の追加に最終時間が設けられているホテルも多く、営業終了ギリギリの時間帯にお越しになると、料理の数が少なくなっている場合がございます。混雑日には特にご注意ください。最終提供時間をあらかじめ設けているホテルもありますので、ご確認されることをお勧めいたします。

■ 定食・セット形式

旅館や温泉ホテルに多いスタイルでございます。宿泊される人数分のお料理を用意するため、内容が充実していることが多いのが魅力です。その土地の食材や地元の味を取り入れた料理も多く、普段食べないものに出会える楽しさもございます。

ただし、基本的に和食が中心のことが多く、洋食がお好みの方には物足りないと感じることもあるかもしれません。

また、好きなものだけたっぷり食べたいという方にはバイキングの方が向いているかもしれません。

【スタッフ目線】混む時間と狙い目の時間

「朝食会場、何時に行けばスムーズ?」というご質問をよくいただきます。これは平日・連休・団体のご利用があるかどうかによって大きく変わりますが、目安をお伝えいたします。

■ 平日(ビジネス利用が多い場合)

最も混雑するのは6〜7時台の朝イチの時間帯でございます。混雑を避けたいビジネスの方が早めにいらっしゃる傾向がございます。少しゆっくりめの7時半〜8時台が比較的落ち着いていることが多うございます。

■ 連休中日・日曜の朝(前日が混雑日の場合)

8時半以降〜営業終了直前の時間帯が混雑しやすい傾向がございます。「チェックアウト時間ギリギリまでゆっくりしたい」という方が多く、遅めの時間に集中しやすいのでございます。

■ 団体のご利用がある日

フロントや朝食会場に案内が掲示されている場合がございますので、よくご確認ください。インバウンドのお客様(席を長時間ご利用になりやすい)やスポーツ団体(食事量が多く料理の補充が追いつかない場合がある)がいらっしゃる日は、思わぬ混雑になることがございます。

気になる場合はチェックイン時に「明日の朝食、混みますか?団体のご利用はありますか?」とフロントにお尋ねいただくのも一つの手でございます。

【要注意】朝食でやってしまいがちなNGマナ

朝食に関するマナーについても、スタッフとして正直にお伝えさせていただきます。

■ バイキングの持ち帰りはNG

朝食バイキングで出されるお料理は、その場でお召し上がりいただくことが前提でございます。納豆やパン、マーガリン・ジャムなどを鞄に入れてお持ち帰りになる方がたまにいらっしゃいますが、これはマナー違反でございます。

衛生面でも、要冷蔵の食品を長時間持ち歩くことは食中毒のリスクになります。バイキングはお弁当ではございませんので、持ち帰りはご遠慮くださいませ。

■ 大量に取って大量に残すのもNG

「食べられる量だけお取りいただく」がバイキングの基本マナーでございます。大量に取って食べきれず残してしまうのは、食品ロスにもなりますし、他のお客様へのご配慮という観点からもお控えいただきたい行動でございます。無料アメニティと同じく、節度ある利用が皆様の快適な朝食時間を守ることにつながります。

【当日のキャンセル・追加はどうなる?】

■ 当日の朝食キャンセル・返金は基本的に不可

すでにチェックインしてプランが確定している状態での「やっぱり食べないので返金を」というご要望は、ほとんどのホテルで対応できません。朝食の有無はご予約のプランに含まれるため、宿泊のキャンセルポリシーが適用されます。

「朝食付きにしたけど食べなかった」という事態を避けるためにも、ご自身の出発時間や生活リズムをよく考えてからプランをお選びいただければと存じます。

■ 当日の朝食追加は対応してもらえることが多い

逆に、「素泊まりで予約したけど、やっぱり朝食を付けたい」という場合は、有料で当日追加できるホテルも多いです。朝食付きプランに変更するより少し割高になるケースもございますが、当日朝に決めたい方はこの方法が柔軟に対応できて便利でございます。

当日追加が可能かどうかは、チェックイン時にフロントへお尋ねいただくか、予約前にホテルへ問い合わせていただくと確実でございます。

【まとめ】

ホテルの朝食について、スタッフ目線でまとめるとこのようになります。

・無料朝食と有料朝食はまったく別物。プランの違いをよく確認する

・「付けるべきかどうか」は損得より、自分の旅のスタイル・出発時間で判断する

・朝食には時間厳守。営業時間外は一切対応できない

・混雑を避けたいなら、チェックイン時にフロントへ確認するのが一番

・バイキングは食べられる量だけ取り、持ち帰りはNG

・当日キャンセルは基本不可。追加は可能なことが多い

朝食ひとつとっても、知っておくとずいぶん快適さが変わってまいります。
ぜひ次のご宿泊の参考になさってくださいませ。

それでは皆さま、お気をつけていってらっしゃいませ。
またのお越しをお待ちしております!

📖 最後まで読んでいただきありがとうございます!

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